WALL People × 馬場健太

自分の心に素直に従っていたら、ラテアートを極めていた

自分の好きなことで生きていく――そう決めたのは21歳のときでした。大学在学中から、人生の半分以上を占める仕事は自分が夢中になれる好きなことをしていきたいと考えていたのです。じゃあ、自分に何ができるんだろう……そう悩んでいたとき、友人の推薦でジュノン・スーパーボーイコンテストを受けることになりました。どんな未来が待っているかわからないけど、面白そうだから挑戦してみようか、そんな冒険心でした。

WALL People × 馬場健太

1万6000人の応募者の中から15人に選ばれましたが、残念ながらファイナリストに残ることはできませんでした。でも、僕の中ではある変化が起きていました。もっと可能性を探ってみたい、自分の誇れるものを見つけたい――大学卒業と同時に、福岡を飛び出して東京に上京することを決めたのです。

自活しなければならないので、まずカフェで働くことから始めました。大学時代にカフェでアルバイトしたとき、ラテアートを描いてお客さんにコーヒーを提供した経験が楽しかったので、ラテアートの世界チャンピオンが監修しているお店を選びました。そして、5ヶ月でバリスタとしてラテアートの世界大会への出場権を手にしました。でも入賞に手が届かず、その悔しさから「ラテアートを極めたい」とスイッチが入ったんです。翌年に国内の大会で優勝。トータルで国内のラテアート大会で4回優勝、7回の入賞を果たしました。

大学時代に僕が出会ったラテアートは、ピックで絵を描く「エッチング」という技法だったのですが、ミルクを注ぐ手の動きだけで模様を描く「フリーポア」という技法を身につけたくて、当時から本を買ったり、動画を見たりして、独学で練習していました。単純に趣味として楽しんでいたのですが、東京で働き始めたカフェでフリーポアの技術を思うぞんぶん磨くことができました。自分の中でずっと蓄積させてきたイメージと、実践が結びついたことで、上達が速まったのかもしれません。

WALL People × 馬場健太

WALL People × 馬場健太

WALL People × 馬場健太

好きなことをして生きていく――
それが僕の生きる道

僕がラテアートに魅了された理由は、美味しいうえに“飲める芸術”であること。
お客さんが笑顔になり、あったかい交流が生まれる。「たった一杯のラテで、幸せの輪が生まれるんだ」と実感しました。この幸せをもっと増やしたいと、ラテアート教室を立ち上げ、のべ1,000人以上の方が受講してくれました。そして、2022年、28歳で東京・青山に念願のカフェ『LATTE ART MANIA』をオープンしました。

トントン拍子だねとよく人に言われるのですが、ラテアート大会も最初は歯が立たなかったし、教室も最初はほとんど人が集まりませんでした。発信のために始めたSNSも細々としたものでした。でも、なにがあっても“好きを貫き通す覚悟”だけはありましたし、どれも好きなことだから、たとえ結果が出なくても続けることは苦ではなかったのです。

WALL People × 馬場健太

今は店に立ったり、PRの仕事をしたり、イベントに参加したりと、東京の街を動き回っています。忙しくなると、目の前の仕事ばかり集中して、自分がやりたいことがわからなくなることがあります。だから、僕は家に帰ったら、仕事の思考をすべて止めて、リセットする時間にしています。

最近、新しい部屋に引っ越して、テレビを買いました。それまでスマホやPCでドラマや動画を見ていたのですが、小さな画面だと楽しさ半減だし、なにより自由になれない。絶えず通知のアラートが入り、メッセージやウェブサイトが気になりだしたりして「自分の時間が少しずつ削られている」って感じたんです。

リビング空間には、テレビ、ソファ、テーブルと必要なものしか置いていません。コンパクトなデザインが気に入って、テレビスタンドはシリーズ最小のV3 COMPACTを選びました。テレビをカッコいい存在にしてくれて、ミニマムなインテリアの中心になりました。この空間がお気に入りで、SFやアクションなど気になった映像作品はかたっぱしから観ていますね。最近は友人を呼んで、ゲームにも熱中しています。ハマっているのは、子どもの頃に流行ったゲームで対戦すること。楽しいことが永遠に続くと思っていたあの頃のように、ひたすら没頭する遊び時間です。

大人になっても、楽しいことの根本はきっと変わらないんだなって思います。純粋に自分が楽しいと思うことを追求しながら、自由に生きていきたいと思っています。そのために、家に帰ったら、仕事や明日の予定を忘れて頭を真っ白にして楽しむ。そうやって自分の心に素直に従うことが今、僕が大切にしていることで、これからもそうありたいと思っています。

WALL People × 馬場健太

WALL People × 馬場健太

WALL People × 馬場健太

僕らは幸せな時間を過ごすために生まれてきた

『LATTE ART MANIA』の開店は、いわばニッチへの挑戦でした。カフェは数多くあれど、ラテアートを打ち出したカフェはほぼ存在しません。でも、ラテアートを学びに来てくれる生徒さんや、喜んでくれるお客さんの笑顔を思い起こせば、きっと「行きたい!」って思ってくれる人はもっといるはずだと考えて開業に踏み切りました。

いざオープンしてみると、国内のお客さんはもちろん、世界各国から観光客の方がたくさん訪れてくれるカフェになりました。コーヒーって世界共通の愛される飲み物ですよね。そこにラテアートという芸術が加わり、言葉を超えたコミュニケーションが広がっていく。こういうつながりや時間は、みんなが求めていたことなんだって感じました。

僕がカフェ開業に挑戦したもう一つの理由は、一人の力でラテアートを広めるには限界があると感じたからです。『LATTE ART MANIA』を国内外に展開し、バリスタが活躍できる場所をつくり、カフェ文化を盛り上げて、みんなの幸せな時間を増やしていきたい。僕らは、自分の好きなことを極めたり、幸せな時間を過ごすためにこの世界に生まれてきた――ラテを飲みながらそう感じられる場所を、世界中に広げていきたいと思っています。

WALL People × 馬場健太

今回の撮影で使用したWALL

V3 COMPACT

Color:
ウォールナット
Option:
コードカバー(ブラック)

V3 COMPACT

Color:
サテンホワイト
Option:
コードカバー(ホワイト)

V3 COMPACT

Color:
サテンブラック
Option:
V3 COMPACT専用 サウンドバー棚板 Mサイズ(サテンブラック)コードカバー(ブラック)

PRODUCT LINE UPニーズにあわせて選べる、豊富なラインナップ

  • V3 COMPACT
    NEW

    V3 COMPACT

    24〜55インチまで対応可能。コンパクトな部屋にも馴染むスマート&スモールモデル

    29,900 円(税込み)~

  • V3 High type / Lowtype
    人気モデル

    V3 SWLowtype / High type

    32〜80インチまで対応可能。ハイスペックでお部屋に合わせて選べる6つのカラーバリエーション

    36,300 円(税込み)~

  • A2 High type / Lowtype / Large type

    A2 Lowtype / High type / Large type

    24〜80インチまで対応可能。お部屋に置きやすいコンパクトサイズで、画面への没入感を追求した7の字フレームが特徴

    24,900 円(税込み)~